タイヤの空気圧

たまたまですが、コロナ騒動が始まる前の2月に車のタイヤ交換をしました。
あまり詳しいことはわからずw純正と同じサイズのものを通販で購入し、
車検の時に一緒に交換をしてもらいました。

 

ところが、明らかに運転した時の感じが以前と違うのです。
乗り心地ではなくハンドリングというのでしょうか。
ハンドルがぐにゃぐにゃ(わかります?)していて、シャキッとしてないのです。

 

気持ち悪いと思いつつ、めんどくさがりなので暫くそのまま放置していました。
で、まだ寒いから空気圧が足りないんじゃないかと考えました。
事実、出かけた帰り道は少し感じがいいのです。
タイヤが温まって→空気圧が上がり→ハンドルいい感じ、を逆算した結果です。

 

早速ガソリンスタンドでチェック。

 

f:id:anikishan:20200824205155j:plain

画像は他車のものですが;

 

空気圧はタイヤが冷えているときに測るのが鉄則なのは知っていますので、
毎回、朝出かけるときに最寄りのガソリンスタンドで測ります。

しかし、足りないどころかすこーしだけ多めに入っているではありませんか。
んー、でそこからまた放置w

 

で、ある日お暇なときにネットでタイヤについて勉強?しました。
すると、タイヤはサイズだけではなくて負荷能力というのが大事だということがわかりました。
画像で言うところの末尾のアルファベット手前の2桁の数字。
91Wとか88Yとかの91や88でLI(ロードインデックス(荷重指数))というそうです。

この数値は様々あり、その数値ごとに空気圧によってタイヤが支えることのできる重量が決まっているということなのだそうです。

例えば91のタイヤで言うと、2.2kgf/㎠の圧力の空気を入れると555㎏の重量を支えることができます。
この時、タイヤのサイズは全く関係ありません。同じタイヤサイズでもLIは様々で、また逆もしかりです。
今度は2.4kgf/㎠の空気を入れてみると615㎏の重さまで支えることができるようになります。

なので、ワゴン車などでは2人乗りの時と5名乗車+荷物を載せるような場合用に、それぞれに適した空気圧が明示されている場合が良くあります。

 

話を戻して今回の自分のタイヤのケースなのですが、よく調べてみたら以下の違いがあることが判明。
・このLIが交換前の純正タイヤとはだいぶ違っていた
・以前の純正タイヤのLIは日本の規格だったのですが、購入したタイヤのLIは海外規格?だった

ほとんどの場合は新しいタイヤのLIにあった空気圧を設定してあげないといけません。

例① LIが91から95に替えるとします(どちらも日本規格の場合)
標準的なLIが91で2.2kgf/㎠設定のタイヤがあったとすると支えられる重量は585㎏となっています。
LIが95のタイヤに同じ空気圧を入れると、655㎏まで支えられることができるようになります。
まあ普通なら大は小を兼ねるで気にしなーいとなるかもしれません。
事実、そのタイヤの限度を超えなければいいですが、タイヤはクッションの役目も果たしているので空気圧が余計に高いままでは、乗り心地が固くなり悪くなりますし、雨の日はスリップしやすくなったりとデメリットもあります。
なのでこの場合には、585㎏を支えることができる1.8kgf/㎠に落としてあげなければいけません。

 

例② LIが日本規格の91から海外規格の95に替えるとします※今回私のケース

(日本規格から海外規格へ替える)
海外規格は、「XL=エクストラロード」や「リインフォースド」などと呼ばれるそうです。
この場合も要領は①と同じですが、LI95が支えられる重量や空気圧は海外規格用の表を見なければなりません。

2.3kgf/㎠で575㎏、2.4kgf/㎠で595㎏となっているので、中間をとって2.35kgf/㎠とします。①の時とは違って、空気圧を上げる感じですね。


それで結果は、、、
とても良くなり大満足です。わかってしまえば簡単ですが気にしている人はあまりいないのでしょうか。
少なくとも整備業者の方やガソリンスタンドの方は知っていてほしいなと思いました。

 

今はほんの少し空気圧を高めにして、ハンドルの切れ味重視wにしてあります。


今回はTOYO TIRESさまのサイトに大変お世話になりました。ありがとうございます。

https://www.toyotires.jp/support/faq/tire/s_tire_24.html

f:id:anikishan:20200824205318j:plain

 

以上